新人保育士就職支援に10万円 佐賀市給付へ

林国広
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 佐賀市は、市内の幼稚園や保育施設の保育士確保を支援するため、来年4月から新規就職予定の保育士に対し、10万円の就職支援金を給付する方針を決めた。待機児童削減に向けた施策の一環。事業費1千万円を盛り込んだ約36億1900万円を追加する一般会計補正予算案を、29日開会予定の市議会定例会に提案する。

 市保育幼稚園課などによると、市内の保育所など110カ所に4月から就職する、主に新卒保育士が対象。保育士の住所に制限はない。1年以上常勤予定であることが条件で、1年に満たずに退職すれば、一部返金してもらうことを検討する。

 当面の事業費として、新人保育士100人分を確保した。同様の支援金給付制度は県内では唐津市武雄市が導入しているという。

 事業の背景には、慢性的な保育士不足がある。3月末時点で待機児童は110人おり、これを解消するためには、同課の試算で61人の保育士を確保する必要があるという。

 県内には保育士を養成する短大や大学が4校あるが、新人保育士が市外や県外に就職するケースも多いという声が、保育施設の関係者から市に寄せられているという。馬場文則課長は「複数の保育所から内定を得た学生らに、佐賀市内の保育所を選んでもらう一助になればよい。まず関係者への周知をはかりたい」と話した。(林国広)