今年も香り高い「桂木ゆず」 埼玉・毛呂山で収穫ピーク

西堀岳路
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 埼玉県毛呂山町で、名物「桂木ゆず」の収穫が最盛期を迎えている。奈良時代から生産されて江戸時代にはブランド名になっていたといい、町は「日本最古の」とうたう。今年は隔年で訪れて実が少ない「裏年」で、収穫量は昨年の半分ほどだが、大きさや香りは例年通りという。

 「お風呂に入れたらもったいない」と言われるほどの香りの良さが売り。JAいるま野の毛呂山柚子(ゆず)部会長を務める市川覚さん(73)の農園では、南向き斜面に植わった約200本の木にたわわに実り、その香りを漂わせる。11月いっぱいが出荷のピークで、12月中旬ごろまで一つずつ、はさみで実をとる作業が続くという。

 市川さんは「今年は気候が良かったからか、裏年のわりにたくさん育った。(収穫量は)10トン近くは見込める」と話していた。(西堀岳路)