「プロにお任せ」ホントに安心? ファンドラップに金融庁も注文

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西尾邦明
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 証券会社や銀行など金融のプロにお金の投資先と運用を任せる「ファンドラップ」が人気だ。運用されているお金の残高は、この5年で倍増した。だが、手堅い運用の「バランス型投資信託」に成績で勝っているものはほとんどない。金融庁も問題視している。

 「プロが資産を守り、育てる」「食事に置き換えると、好みに合わせたコース料理をプロが用意」

 金融機関各社は近年、こうした売り文句でファンドラップの販売に力を入れている。投資一任サービスとも呼ばれ、顧客は専用口座に300万~500万円のまとまったお金を入れ、運用目的やリスク許容度を伝えるのが一般的だ。金融機関側は、複数の投信(ファンド)を包む(ラップ)ように選び出して運用する。

 日本投資顧問業協会によると、2021年6月時点で口座数は122万、預かり資産残高12兆2千億円と、5年間でほぼ倍増した。当初は扱うのは主に証券会社だったが、メガバンクに広がり、地方銀行でも増えている。来年にはJAバンクでも始まり、ゆうちょ銀行も検討中だ。

 背景には、金融機関を取り巻…

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