リンゴ日報清算人が台湾関連会社に資産提供要求 取材資料の流出懸念

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台北=石田耕一郎
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 香港と台湾で「リンゴ日報」を発行していたメディアグループ「壱伝媒」の清算をめぐり、香港の清算人が台湾のリンゴ日報の発行会社に、関連資産を提供するよう求める文書を送っていたことがわかった。台湾メディアが報じた。台湾の民主派団体は25日に会見し、「取材資料などが香港・中国当局に流出する恐れがある」として、蔡英文(ツァイインウェン)政権に手続きを阻止する措置をとるよう求めた。

 会見した民主派団体「経済民主連合」の説明によると、文書は清算人が10月に送付。具体的な資産目録は示されていないとされる。しかし同連合は、「台湾の歴代政権や企業、民主派団体などに対する取材資料も含まれ、香港や中国当局に利用される可能性が高い」と主張した。

 その上で、台湾の発行会社に対し、提供の求めに応じないよう訴えるとともに、蔡政権に必要な措置をとるよう要請。台湾の安全に関わる場合、企業などによる個人情報の域外流出を差し止められる法律や、域外の司法判断を無効にできる法律の適用を挙げた。

 会見に同席した法律学者らに…

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