第50回【新聞と戦争・アーカイブ】それぞれの8・15:18

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【2007年4月25日夕刊3面】

 8月15日を過ぎても、列島の最北では戦争が続いていた。

 樺太国境を越えたソ連(当時)の部隊と、南下を阻む日本軍の本格的な戦闘は8月11日から始まった。ソ連軍は海からも攻撃、20日には西海岸の真岡に上陸し、樺太庁のある豊原市に迫った。

 そんな混乱のさなかに、ラジオが終戦を告げた。朝日新聞豊原支局員の萩田博美(96年死去)と妻の恵子(85)は、支局で放送を聴いた。

 「一緒にいては危ない」

 萩田は妻を急がせた。生後8…

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