木を切った先に、子孫に何を残す? 山の資源を守り続けるためには

有料会員記事

森治文
[PR]

現場へ! ウッドショック⑤

 秋晴れの11月半ばの週末、東京都内の親子連れら約50人が埼玉県秩父市の通称「大滝の森」を訪れた。一行の目的は植樹だ。子どもたちが大はしゃぎでスギの間伐林にスコップで穴を掘り、カエデやコナラなどの苗木を植えた。

 ツアーを企画した団体の中心にいたのは、木造注文住宅の設計・施工会社「伊佐ホームズ」(東京都)社長の伊佐裕(70)と設計部課長の小柳雄平(40)。小柳はツアーの目的を「針葉樹のスギと広葉樹が交じり合う秩父本来の山に戻す試み」と説明する。

 山主の角仲林業会長の山中敬久(72)も姿を見せ、「林業の先を思うと、スギを切りつつ、子孫に山をどう残すか考えなくてはいけない」と話した。今は、スギよりナメコの栽培が主な収入源だ。

 国産材が安くなるのは輸入材…

この記事は有料会員記事です。残り1159文字有料会員になると続きをお読みいただけます。