林外相 「中国は大国としての責任を」 報道各社のインタビューで

相原亮
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 第2次岸田内閣で外相に就任した林芳正氏が25日、報道各社のインタビューに応じた。日本を取り巻く外交・安全保障環境が急速に変化している状況について「対応力の高い低重心の姿勢で進めていきたい」と述べた。対中外交については「米国との強固な信頼関係のもと、中国に大国としての責任を果たすよう働きかけていきたい」と語った。

 林氏は岸田派のナンバー2で、防衛相や文科相などを歴任。自民党幹事長に就任した茂木敏充氏の後任として入閣した。

国家主席の訪日「日程調整の段階にない」

 来年は、国交正常化50周年を迎える日中関係が焦点となる。延期となった習近平(シーチンピン)国家主席の国賓訪日について、林氏は「引き続き新型コロナを含めて状況を見極める必要がある。具体的な日程調整をする段階にはない」と述べるにとどめた。

 来年の北京冬季五輪に関し、バイデン米大統領が政府関係者を参加させない「外交ボイコット」を検討している。日本の対応について「適切な時期に諸般の事情を総合的に勘案して判断するが、現時点では何ら決まっていない」と話した。

台湾海峡情勢「いかなる事態にも対応」

 台湾海峡情勢については「台湾海峡の平和と安定は我が国の安全保障はもとより、国際社会の安定にとっても重要だ」と強調。「一般論」と前置きした上で「政府として邦人退避を含め、いかなる事態に対しても対応できるように平素からの態勢の整備を含めて万全を期していくことは当然」と語った。(相原亮)