大統領選立候補できない理由は「過去の死刑判決」 カダフィ氏次男

カイロ=北川学
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 北アフリカ・リビアの選挙管理委員会は24日、来月に予定される大統領選で、独裁政権を率いた故カダフィ大佐の次男セイフルイスラム氏の立候補を拒否した。ロイター通信によると98人が立候補を届け出たが、選管はセイフルイスラム氏を含む25人について、立候補資格を満たしていないと判断した。

 セイフルイスラム氏は、カダフィ政権が崩壊した2011年の「アラブの春」の際に殺人を扇動したとして15年に死刑判決を受け、後に恩赦を受けた。リビアのメディアによると、選管は立候補を拒否した理由にこの点を挙げた。同氏には人道に対する罪国際刑事裁判所からも逮捕状が出ている。

 一方、東部ベンガジを拠点とする武装組織「リビア国民軍」を率いたハフタル氏や、暫定統一政府のダバイバ首相らは立候補が認められた。

 リビアではカダフィ政権崩壊後の混乱が長引き、政治勢力が東西に分裂して内戦が再燃。昨年10月に停戦合意が実現し、国連の仲介で来月24日に大統領選と議会選を行う方向で準備が進んでいる。(カイロ=北川学)