いわきFC「浜の光りとなる」 J3昇格正式決定

古庄暢
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 【福島】Jリーグは25日、理事会を開き、J3への昇格が内定していたJFL・いわきFCの来季昇格を正式に決定した。クラブ設立から6年、東日本大震災東京電力福島第一原発事故から復興を目指す被災地に、あらたな光をともした。

 この日午後4時半すぎ、Jリーグの村井満チェアマンから、チームの本拠地「いわきFCパーク」の大倉智社長に、オンラインで来季からのJリーグ入会とJ3昇格が伝えられた。

 大倉社長は「震災がなければ誕生しなかったチーム。浜の光となり、Jリーグでも旋風を起こしていきたい」と抱負を語った。

 いわきFCは、2015年12月にクラブを設立。初参戦となった16年に県社会人サッカー2部リーグで優勝すると、その後、4季連続で昇格を果たしてきた。

 JFL初参戦の昨季は7位に終わったが、持ち味の攻撃的なサッカーに加え、今季は選手のフィジカルトレーニングを強化。今月3日の試合で昇格条件を満たし、残り2試合を残して単独首位につけている。

 鈴鹿ポイントゲッターズ(三重)と対戦する27日の次節で勝利すれば、他チームの結果に関係なくJFL優勝も決まる見通しだ。

 来季からのチーム運営について、大倉社長は記者会見で「まずはJ3での地盤をしっかり固め、いわき、双葉郡の地元の方々に盛り上がっていただける環境を作っていきたい」と話す。

 チームの指揮をとってきた田村雄三監督は、Jリーグでの指導者ライセンスがないため、今季限りで退任予定。今後は別の立場でチーム運営に関わっていくという。田村監督は「J3には同じ県内の福島ユナイテッドFCもあって福島ダービーも実現する。応援してくださる方々が楽しんでもらえる試合をしていきたい」と話した。(古庄暢)