第4回西村智奈美氏単独インタビュー「私が出ることで示したかった」

有料会員記事立憲

聞き手・井上昇
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 立憲民主党の代表選は30日に投開票を行い、新代表が決まる。朝日新聞が4人の候補者に行った単独インタビューの最終回は唯一の女性候補、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)。子育てをしながら代表選に臨む西村氏は、「ジェンダー平等」を掲げる党の先頭に立ち、どんな政治を目指すのかについて聞いた。

「新潟のコメ農家の娘」から県議会へ

 ――自己紹介でよく「新潟の農家の娘だ」と語っています。農家の娘が野党第1党の代表選に出るまでに至った経緯を教えてください。

 小さい頃は稲刈りの「はさがけ」を手伝っていました。あれ、すごく手がチクチクするんですよ。手伝いといっても、あぜ道で草とか虫を見ていた時間の方が長かったですね。

 地元で大学の非常勤講師やNPO事務局の仕事をいくつか掛け持ちしていました。

 政治を意識するようになったのは1999年のことです。当時は民主党が誕生したばかり。私はNPOの事務局の手伝いなどをしていましたが、県議会議員選挙に立候補しないかと声をかけられました。

 当時は、県議会に女性議員が一人もいませんでした。そのことさえ、新潟県民なのに知りませんでしたね。

 ――県議会に変化を起こしたのでしょうか。

「早く結婚を」県議会で言われた発言に抗議

 私を含めて2人の女性議員が約半世紀ぶりに誕生しました。当時、私は独身でしたが、本会議場で他党の議員から「早く結婚して、出産されることを望みます」と言われた。悪意はないとはいえ、公式の場の発言ということで抗議したこともありました。

 ――国会議員になってからは、何に力を入れてきたのでしょうか。

 民主党政権で岡田克也氏が外相になり、いわゆる「核密約」に関する外交文書の公開を進めました。外務大臣政務官として携わったことが印象深いです。

 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案にも関わりました。今年の通常国会で、自民党内がまとまらず国会提出もできませんでしたが、今後も取り組みたいです。

 ――49歳で出産しました。子育てをしながらの政治活動ですね。

49歳で出産 「母ちゃん今何位?」と聞かれ…

 まもなく5歳になります。私が東京にいる時は東京で、選挙区の新潟にいる時は新潟で一緒に行動しています。今回は「選挙が終わるまでお母ちゃんは忙しいからね」と言いました。

 ――どんな反応でした。

 最初の2~3日は寝る時に泣…

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