亡き仰木監督の「演出」か 日本シリーズ、決戦の舞台は神戸へ

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佐藤祐生 吉村良二
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(25日、プロ野球日本シリーズ第5戦 オリックス6ー5ヤクルト)

元メジャーの一撃

 連夜の救援失敗。日本一への夢は断たれたかと思いきや、オリックスの代打の切り札が道を切り開いた。

 八回にヒギンスが3ランを浴び、振り出しに戻った5―5の九回。代打で出たジョーンズがヤクルトの守護神マクガフの浮いた直球を見逃さず、左翼席にたたき込んだ。約3カ月ぶりの一発に「サイコー! 良い当たりで手には全く感触がなかった。厳しい展開で、良いホームランだった」とよろこんだ。

 大リーグで通算282本塁打を放った36歳は今季、主に代打で力を発揮した。代打での打率は4割2分9厘。「打席に入る時は深呼吸して、落ち着いて対応していく。そこはどんな状況でも変わらない」と以前から言っていた通り、この日も要所の一打席で驚異の集中力を見せた。

合言葉は「神戸へ帰る」

 チームは3連敗を喫し、一戦も負けられない状況に追い込まれていた。第6戦からは、ほっともっと神戸に球場が移る。この日の合言葉は「神戸に帰る」だった。

 クライマックスシリーズ(CS)最終ステージ突破直後、「神戸で決めたい気持ちもある」と言っていた中嶋聡監督。元大リーガーに窮地を救われ、「言った手前、帰れて良かった。一発で(空気を)変えてくれ、本当に頼もしい」とたたえた。

 追い込まれている状況には変わりないが、3連敗中1桁安打に沈んでいた打線がこの日、14安打と息を吹き返した。沢村賞を受賞したエース山本由伸が地元で投げるとなれば、まだまだ勝負の行方は分からない。(佐藤祐生)

仰木監督の「演出」か

 オリックスが崖っぷちで押し返した。どちらに勝ちが転んでもおかしくない展開で、「これぞ日本シリーズ」という戦いが続く。

 労組日本プロ野球選手会が行…

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