刃物の持ち込み防げるか…子どもを加害者にしない手立てに悩む学校

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 愛知県弥富市の市立中学校で男子生徒が刺されて死亡した事件では、逮捕された同学年の生徒が包丁をリュックサックに入れて登校してきたとみられる。生徒が危険な物を持ち込むことを防ぐ手立てがあるのか。教育現場からは、学校の安全の確保に悩む声も出ている。

 不審者の侵入などに対する危機管理マニュアルはあっても、今回のように生徒が刃物を持ち込むといった事案への対応は難しい。

 愛知県弥富市教育委員会によると、事件の起きた中学校には正門付近や校舎裏に防犯カメラを4台設置しているが、学外を向いている。侵入者に対する備えはあるものの、生徒自身が危険な物を持ち込むことは想定していないという。市教委の担当者は「対策が思いつかない」と頭を抱える。

 教育関係者からは「教員による持ち物検査は生徒との信頼関係を損なうおそれがある」「刃物を持ち込まなくても学内には凶器になりうるものはある」といった声も出る。事件が起きた中学校では抜き打ち的に登校時の持ち物検査をしたことがあるが、生徒のプライバシー保護の観点から最近はしていないという。

 手立てはあるのか。

 長崎県佐世保市では2004…

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