感染はなぜ減った? 福岡伸一さんが考える「病原体と宿主のあいだ」
日本では10月以降、新型コロナウイルスの感染者数が減りました。朝日新聞で「新・ドリトル先生物語」を連載する生物学者の福岡伸一さんが、ドリトル先生と助手のスタビンズくんの口を借りて、この不思議な現象について、可能性の一つをつづりました。
スタビンズくん「ドリトル先生、連載中の物語もいよいよ後半の山場ですね」
ドリトル先生「うん。すべて動物たちの活躍のおかげだよ」
ス「このあと先生はガラパゴス諸島で、ダーウインと歴史的な対面を果たすことになるのですね」
ド「そうだね。あれはなかなかのものだった」
ス「ところで、大疫病の波が急に収まってきたようですが」
ド「まだまだ油断はできないが…