自宅に突然、謎の郵便局長 軽い気持ちから…「ロビー活動」標的か

有料会員記事

藤田知也
[PR]

 日本郵便が26日、幹部クラスの郵便局長90人の処分を公表し、経費で買ったカレンダーの配布と政治活動が混然一体となっていたことがわかった。だが、顧客情報が政治流用された疑惑の解明はこれからだ。郵便局の利用者の投票行動が勝手に評価された疑いもあるだけに、カレンダーをもらった顧客は気が気でない。

 兵庫県の30代女性の自宅に昨秋、面識のないスーツ姿の男性が1人で訪ねてきた。「郵便局長です」と名乗り、A3判カレンダー「局長の見つけた日本の風景」を手渡してきた。初めての経験だ。

 心当たりはあった。数週間前、仕事で使うレターパックの封筒を郵便局で大量に買った際、窓口の女性社員に「お礼にカレンダーを送っていいか」ときかれ、軽い気持ちで住所と名前をメモに書いて教えた。局長がいきなり現れたことには驚いたが、顧客サービスの一環と受け止めた。風景写真で構成されたカレンダーは気に入っていたという。

 女性は「好意だと思っていたのに悲しい」と話す。近畿地方の局長の間で「カレンダーお届け先リスト」という電子ファイルが共有されていたと、10月の朝日新聞報道で知ったからだ。

 ファイルにはカレンダーを配…

この記事は有料会員記事です。残り459文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!