ソ連崩壊は「歴史的惨事」 プーチン大統領は過去の克服を訴える

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記者解説 モスクワ支局長・喜田尚

 ソ連崩壊から30年になるのを前に、ロシアと欧米の緊張が再び高まっている。場所は黒海。旧ソ連で親欧米路線に転じたウクライナ、ジョージアや、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコ、ソ連崩壊後にNATOに加盟したルーマニア、ブルガリアといった国々と、ロシアが向き合っている。

 2014年に一方的に併合したウクライナのクリミア半島や同国との国境付近で今年4月、ロシアは10万人ともされる軍部隊を集結させた。10月末にもウクライナ国境とベラルーシ国境近くで同規模の部隊増強が伝えられた。

 これに対し米国は黒海に巡航ミサイル・トマホーク搭載の駆逐艦ポーターなど複数の艦船を派遣。ロシア軍はその目の前で敵艦想定の目標にミサイルを撃ち込む訓練に踏み切った。プーチン大統領は新たな極超音速ミサイル「ツィルコン」を来年海軍に実戦配備すると明らかにした。

 クリミア併合に至ったウクラ…

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