みずほ、2トップの辞任を発表 会長も退任へ 業務改善命令受け

江口英佑
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 みずほフィナンシャルグループ(FG)は26日、一連のシステム障害の責任を取り、坂井辰史社長とみずほ銀行の藤原弘治頭取が来年4月1日付で辞任すると発表した。システム部門トップの石井哲副頭取とコンプライアンス統括の高田政臣氏も引責辞任する。関連役員ら7人の減給処分も発表した。金融庁業務改善命令が26日に出されたことを受け、経営責任を明確にする狙いがある。

 また、FGの佐藤康博会長も4月1日付で会長職を退き、6月下旬に取締役も退任すると発表した。

 坂井社長らが同日夜、記者会見を開き、経営体制の見直しや再発防止策などについて説明する。

 藤原頭取の後任には、加藤勝彦副頭取を昇格させる。坂井社長の後任は同社の指名委員会で今後選定を進める。

 みずほは今年に入り8件の障害を起こした。金融庁は26日、みずほFGとみずほ銀に対し、銀行法に基づく2度目の業務改善命令を出し、経営責任の明確化を求めた。経営陣がシステム障害を防いだり、いち早く復旧させたりするための十分な体制をつくる責任を怠ったとみているためだ。こうした金融庁の問題意識を受け、経営トップの辞任は避けられないと判断した。

 みずほ銀は2002年と11年にも大規模なシステム障害を起こして、金融庁から業務改善命令を受けた。11年の障害では、みずほ銀の西堀利頭取が引責辞任している。(江口英佑)