中学受験生、コロナワクチン接種どうする 本番へ必要な準備は

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高浜行人
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 中学受験に向け、新型コロナウイルスのワクチン接種をどうするか――。小学6年の受験生がいる家庭が、そんな問題に直面している。本番に向けて、どんな準備をすればいいのか。(高浜行人)

様子見・迷い… 家庭の対応さまざま

 「痛いし絶対やだ」

 東京都世田谷区の小6男子は、そう言ってワクチンを拒絶した。8月にワクチンが受けられる12歳になり、9月に接種券が送られてきたときのことだ。夏前に打ったアレルギー関係の注射の痛さに懲りたという。

 中学受験に向けて進学塾に通う。本番が近づいてきているからか、最近はイライラしていることが多い。会社員の母親(44)は、勉強以外の負荷は極力かけられないと考え、「東京都内の感染者が100人を超えたら打とう」と約束した。当面はマスクや手洗いなどの基本対策を徹底しつつ、様子をみる構えだ。

 ワクチンを打たずに本番を迎える可能性はあるが、母親は大きな不安は感じていない。志望校は当日に熱がない限りは受けられる見通しだし、コロナで受けられない場合の追試を設けている学校もあるからだ。ただ、感染状況によっては直前の1月には学校を休むかどうか考えるかもしれない。「毎日の感染者数をよく見て、周りの保護者とも相談しながら考えたい」

 感染状況が落ち着いているいま、受験生の子にワクチンを打たせるかどうか迷っている家庭は少なくないようだ。都内のある区立小学校では6年生の半数以上が12歳になったが、打ったと把握できた子はそのうち3割程度にとどまる。

 6年生の児童の中には受験する子も多い。新規感染者数が多かった夏休み明け、児童から「接種した」と聞いたり、保護者から「副反応で休みます」との連絡が入ったりすることも多かった。だが、最近は聞かなくなったという。コロナ不安による欠席もなくなった。校長は「全員の接種を把握できているわけではないが、受け控えている印象だ」と話す。

中学受験に向け、コロナワクチンの接種をどうするか。家庭によって、対応は様々です。記事の後半では、ワクチンにどう向き合うかを含めた本番までの心身の健康管理について、経験豊富な家庭教師に聞いています。

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