北九州の高齢者施設に大分・別府温泉の湯が届く いい風呂の日

城真弓
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 「いい(11)風呂(26)の日」の11月26日、北九州市内の高齢者施設など3カ所に、大分県の別府温泉から湯が届き、入所者らがつかったり、足湯を楽しんだりした。

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別府温泉の湯が入った足湯であたたまる高齢者=2021年11月26日午前10時28分、北九州市戸畑区、城真弓撮影

 新型コロナ禍で外出が難しいなか、少しでも旅行気分を味わって元気になってほしいと、北九州市内で高齢者施設や保育所など14施設を運営する社会福祉法人・いわき福祉会が企画し、温泉施設を運営する別府ラクテンチに提案。温泉の湯約8トンが提供された。

 湯は、いわき福祉会が運営するケアハウス金刀比羅など高齢者施設2施設と、訪問入浴介護の利用者宅に運ばれた。

 ケアハウス金刀比羅の施設内には別府市のポスターや由布岳の写真が飾られ、BGMにはザ・ドリフターズの「いい湯だな」が流れた。入居者らは「あたたまる」「肌がツルツル」と、満足げ。

 昼食には、とり天やだんご汁など大分の郷土料理も出た。新婚旅行が別府だったという男性(88)は「なつかしい。コロナ収束後に妻と行きたい」と話した。

 別府ラクテンチの西貴之社長によると、別府温泉にはようやく観光客が戻りつつあるという。「大分に来ることが難しい方にも楽しんでもらえたら」と考え、今回の提案を快諾した。

 ケアハウス金刀比羅の酒井幸子施設長は「いつか温泉に行きたい、という前向きな気持ちで、生き生きと幸せを感じながら長生きしてもらいたい」と話した。(城真弓)

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別府温泉の湯が入った高齢者施設の浴場。壁には由布岳の写真が貼られた=2021年11月26日午前11時22分、北九州市戸畑区、城真弓撮影
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大分の郷土料理の昼食を喜ぶ高齢者夫妻=2021年11月26日午後0時12分、北九州市戸畑区、城真弓撮影
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旅行気分を味わってもらうため、昼食にはとり天やだんご汁といった大分の郷土料理が出された=2021年11月26日午後0時5分、北九州市戸畑区、城真弓撮影