海底ごみは社会を映す 記者が潜った周防灘 90分で440㌔回収

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寺島笑花
【動画】豊かな海を脅かすごみ。海底ごみの回収に同行した=寺島笑花、西田祐希撮影
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2030 SDGsで変える

 豊かな海が、ごみに脅かされています。三方を海に囲まれた山口県で10年前から続く海底清掃に記者が参加し、海の底から現状を見つめました。この活動は、SDGs(持続可能な開発目標)の一つ「海の豊かさを守ろう」に深く関わっています。(寺島笑花)

 10月16日、山口県周南市の港からダイバーらと船に乗り込み、周防灘に浮かぶ約10キロ離れた大津島(おおづしま)へ向かった。馬島(うましま)漁港から見た海はきらきらと輝いている。ところが、潜ってみると海の表情は一変した。海底に近づくにつれてヘドロが漂い、視界は暗くなっていく。水深は約5メートルだが、手を伸ばした30センチ先さえ見えない。海底に顔を近づけると、貝が付着した瓶が埋もれている。すぐそばをスズメダイの群れが通り過ぎていった。

地元の大学生たちが引き揚げボランティア

 釣り愛好家らでつくる山口県釣り団体協議会が、県内各地で年2~4回実施しているボランティアの海底清掃。ダイバーがネットを手に潜り、海底に沈んだ空き缶や瓶などを集めながら島の岸壁に向かって進む。大きなごみはロープでくくり、陸上で待ち構える地元の徳山大ラグビー部員らが引き揚げる。

 この日は6人のダイバーを含…

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