ヤングケアラー支援へ啓発方法など議論 鳥取県の対策会議

東孝司
[PR]

 家族の介護やきょうだいの世話をする「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもたちへの支援策を考える県の第2回対策会議が26日に鳥取市内であった。自身がケアラーだと気づいていなかったり、誰にも相談できなかったりする子どもへの啓発方法などを、支援機関の代表者らが話し合った。

 ヤングケアラーをいかに相談窓口へつなげるかが課題だとして、県は今年度、「あなたは背負っていませんか?背負わせていませんか?」と呼びかける中高生や保護者向けのリーフレットを作成。来年度には小学生にも配布する計画だ。これに対し、市町村教委の代表者が「配るだけでなく、授業で使う形にするのが大切」と指摘した。

 県はテレビCMやWEB広告による啓発事業をしているが、「子どもはテレビよりLINEやユーチューブの方が効果的」(校長会代表)との声が上がった。「GIGAスクール構想で児童生徒に配備されたタブレット端末などを活用しては」(相談窓口運営者)という提案もあった。

 このほか、「子どもばかりに焦点を当てるのではなく、家族全体を支える仕組みを」「子ども食堂や民生・児童委員との連携を」と施策への注文の声が相次いだ。県はこの日の議論を踏まえ、来年度予算案に盛り込む事業を検討する。(東孝司)