水際システムで入国者のパスポート情報漏洩、COCOAでも不具合

中島嘉克
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 デジタル庁は26日、新型コロナウイルスの水際対策として前日に導入した入国者向けのシステムで、パスポート画像などを第三者が閲覧できる不具合があったと発表した。34人分の情報が見られる状態にあったという。牧島かれんデジタル相は「あってはならない不具合だ」と陳謝した。

 システムは入国者について国に申請するため、受け入れ企業などの担当者がパスポート情報や行動計画などをアップロードするもので、25日午前9時から運用を開始。同日午後6時45分までの間に約170人分が登録されたが、そのうち34人分の情報について別の企業の担当者らが閲覧できる状態になっていた。

 デジ庁によると、複数人が同時にログインした際にデータが誤って混在したという。不具合修正のため、システムは26日午前7時15分まで運用を停止した。

 一方、新型コロナ対策の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」でも不具合が起きた。25日に配布したアップデート版でアプリをバージョンアップすると、一部端末では起動できずに強制終了するようになった。26日午前にiPhone向けは修正し、アンドロイド向けも修正される予定だという。(中島嘉克)