亡きアフリカゾウ「だいすけ」の絵寄贈 秋田の大森山動物園で個展

佐藤仁彦
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 秋田市日本画家、小山内愛美(おさない・めぐみ)さん(33)がこのほど、同市の大森山動物園で3月に死んだアフリカゾウ「だいすけ」の絵を園に寄贈した。小山内さんが描いた他の動物の絵など約40点を集めた記念の個展が28日まで、同園ビジターセンターで開かれている。

 小山内さんは自身の子育てがきっかけで大森山動物園に通い始め、だいすけと出合った。大きな体から包容力を感じるとともに、頭にワラを載せるなど、他のゾウにはないチャーミングなしぐさに心ひかれ、3年前、約1メートル四方の作品「月象」を描いた。

 「元々は息子を喜ばせようと描いた絵。優しさあふれる、だいすけの存在を感じ取っていただけたら」と小山内さん。だいすけの死後、園に寄贈を持ちかけた。

 個展に際し、小松守園長は「生き物の死はいつも悲しいものですが、だいすけは『月象』となって永遠に生き続けてくれることでしょう」と言葉を寄せた。

 だいすけ(推定31歳)は南アフリカで野生のゾウとして生まれた。1990年、同園に迎えられ、子どもたちの人気者になった。

 個展会場への入場には、動物園の入園料が必要。佐藤仁彦