中国の覇権を警戒、EUが民主主義の重要性訴え ASEM

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ハノイ=宋光祐、ブリュッセル=青田秀樹、北京=高田正幸
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 アジアと欧州の51カ国と2機関でつくるアジア欧州会議(ASEM)の首脳会議が26日、2日間の日程を終えて閉幕した。オンライン形式で開かれ、中国の台頭を警戒する欧州側はルールに基づく国際秩序や民主主義の重要性を訴えた。中国はアジア関与を深める欧州の動きを念頭に、関係各国の協調を呼びかけた。

 議長国カンボジアのフン・セン首相は開幕式で、「今回の会議はアジアと欧州の協力関係の重要性を再確認する適切な機会だ」と述べた。

 欧州連合(EU)のミシェル首脳会議常任議長は「EUの行動は民主主義に基づく普遍的な権利や基本的な自由を守るためにあり、アジアのパートナーもその考えを共有している」と強調した。行政トップのフォンデアライエン欧州委員長は「我々は常にルールに基づいた国際秩序を擁護する」と述べた。

 EUは9月に発表したインド…

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    佐橋亮
    (東京大学東洋文化研究所准教授)
    2021年11月27日11時26分 投稿

    【視点】欧州各国やEUがアジアの将来が国際秩序全体の帰趨に決定的な影響を及ぼす、という認識を行動に移してきたことは歓迎すべきことです。ただ、アジアの政治体制は多様であり、それは議長国が各種指標をみても自由民主主義国といえないカンボジアということから