中国、在リトアニアの大使館を「代理大使処」に 台湾めぐり対立

北京=高田正幸
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 中国外務省の趙立堅副報道局長は26日の定例会見で、在リトアニア大使館の名称を「代理大使処」に変更したと明らかにした。台湾の事実上の大使館が「台湾代表処」の名称で開設することを、リトアニアが受け入れたことに対する対抗措置の一環だとしている。

 中国政府は21日にリトアニアとの外交関係を「大使級」から「代理大使級」に格下げすると発表しており、名称変更はこれに伴うものだ。リトアニア側にも在中国大使館の名称を変更するよう求めたという。

 リトアニアの「台湾代表処」は今月18日に開設された。中国と外交関係を結んでいる国にある台湾の事実上の大使館には「台北」の名称を使うのが一般的で、「台湾」の名称使用は異例だった。

 趙氏は26日の会見で「責任は全てリトアニア側にある。中国人民を侮ってはならず、中国の国家主権と発展の利益を守る決心は揺るがない」と述べ、リトアニア側に決定撤回を求めた。

 中国政府が外交関係を「代理大使級」に格下げするのは、1981年に台湾への潜水艦売却を承認したオランダに対して以来。中国外務省は、国家元首が派遣する特命全権大使とは違い、代理大使は外相によって派遣される「最も等級の低い外交代表」だとしている。(北京=高田正幸)

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2021年11月30日16時2分 投稿

    【視点】リトアニアは、進んで中国と台湾の緊張の中に自らの身を投げ出しました。外交関係を大使級から代理大使級に引き下げるのは、外交常識に照らしてかなり強い不快感の表明です。リトアニアは、「一つの中国」の政策内で台湾との実務的関係を強化したに過ぎないと

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    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2021年11月27日21時33分 投稿

    【視点】 中国の措置は象徴的なレベルに留まっている。一方、リトアニアは、「一つの中国」政策自体は是認している。その実質は、中国の立場を知りおき、理解するという程度のものであるが。  EU側にとってのレッドラインは、何らかの経済的措置、経済強制外交