関西スーパーとH2O、異例の統合延期 地裁が差し止め判断維持

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宮川純一
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 関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは26日、12月1日に予定していた統合のための株式交換を、2週間延期して15日にすると発表した。統合差し止めの司法判断は今月中には覆らないとみて、異例の手段に出た。神戸地裁も26日、差し止めを改めて認める判断を出し、争いの場は大阪高裁に移る。統合の実現を見通せない状況は続きそうだ。

 H2Oとの統合をめぐっては、関西スーパーに買収意向を示す首都圏地盤のスーパー「オーケー」が今月上旬、10月末の臨時株主総会での手続きに疑義を唱え、神戸地裁に仮処分を申請。地裁は22日にこれを認め、総会手続きに「法令違反または著しい不公正がある」と判断し統合を差し止める仮処分決定を出した。

 関西スーパーはこれを不服として保全異議を申し立てたが、26日の異議審でも差し止め判断は維持された。関西スーパーは「当社の主張が認められず誠に遺憾」とのコメントを発表。大阪高裁に保全抗告を申し立てる方針だ。

 統合延期は、異議審の判断を前に、26日朝に発表された。今月中に司法手続きが完了しない場合、「12月1日を予定日と定めた当初の契約は実現できなくなる恐れがある」(関係者)として延期に追い込まれたかっこうだ。

 ただ変更後の日程で統合が実…

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