日本維新の会、代表選は実施せず 松井・大阪市長の続投が決まる

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 日本維新の会は27日、大阪市内で臨時党大会を開いた。党所属の国会議員や地方議員ら特別党員による投票の結果、代表選は実施せず、松井一郎代表(大阪市長)が続投することが決まった。代表選の実施に賛成は151票、反対は319票だった。10月の衆院選で公示前の4倍近い41議席を得て、党内には松井氏の続投を望む声が広がっていた。

 松井氏は投票終了後、「もう少し先頭に立てとの声をいただいたので、持続可能な日本をつくるために、次の世代に胸を張って日本を引き継いでいくために、公約実現に全力を尽くしたい」とあいさつした。また、片山虎之助参院議員が体調不良を理由に党共同代表を辞任し、後任に馬場伸幸幹事長をあてる考えを表明した。

 党規約により、代表の任期は国政選挙などの投票日後90日まで。投票日から45日以内に代表選を実施するかどうかを議決する臨時党大会を開くことも規定されている。

 この日の臨時党大会での投票結果は、代表選を通じた党内議論の活性化や執行部の世代交代より、松井氏による安定的な党運営を選択した形だ。「大阪ローカルの政党」から「全国区の政党」への脱皮が課題だが、地域政党大阪維新の会」の創設者によるかじ取りが続くことになる。

 松井氏は10月31日の記者会見で、「代表選が行われる状況になった時に僕は出馬をしない」と表明。市長任期満了の2023年4月で政界を引退する考えを改めて示し、「政治家引退を決めているわけだから、引き続き代表としてずっとやるというのは無責任だ」と述べた。

 しかし、臨時党大会で代表選の実施を求めない意見が多数となった場合は現代表が続投するのがルールで、松井氏も「独裁者じゃないので党員一人一人の意思を確認しないと。その結果には従おうと思っている」と語っていた。

 代表選をめぐっては、吉村洋文副代表(大阪府知事)は「大阪府知事の仕事、大阪維新の会の代表の仕事に専念したいので代表選に出るつもりはない」と明言。馬場幹事長も「私は野球でいうと、キャッチャーで8番という打順。あまり先頭に立ってやるというタイプではない」としていた。