5カ月ぶり核協議、イランの本気度は? 米国は「次の選択肢」も視野

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ワシントン=高野遼、テヘラン=飯島健太
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 イランによる核開発の制限をめぐって、長く中断していた米国とイランとの間接協議が29日、5カ月ぶりにウィーンで再開する。ただ、両国間の不信は根強く、合意への道のりは以前にも増して厳しい状況だ。米国は協議の決裂も視野に、イランの核兵器保有を阻止するための「次の選択肢」も見据えた動きを見せ始めている。(ワシントン=高野遼、テヘラン=飯島健太

 「イランの新政権が誠意をもって交渉するつもりがあるのか、テストする機会となる」。米国務省のプライス報道官は23日の記者会見で、協議再開に向けた思惑を語った。

 バイデン政権は1月の発足後、イランとの核合意への復帰を目指してきた。トランプ前政権が合意を破棄して制裁による「最大限の圧力」をかける政策に転じたのに対し、制裁緩和と引き換えに核開発を制限するオバマ政権時代の「対話重視」の枠組みに戻す狙いがあった。

 米イランは4~6月にウィーンで6回にわたり協議を重ね、合意に近づいていた。だが、8月に発足したイランのライシ政権は前政権と異なり対米交渉に懐疑的で、今回の協議再開は米国にとって新政権の本気度を見極める場となる。

 交渉に残された時間は少ない…

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