第4回沖縄そばは消え、ゴーヤーは残った 経済指標が映す「誇るべき事情」

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土屋亮
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 そば粉をまったく使っていないのに、その名がすっかり定着した「沖縄そば」。小麦粉でめんをつくり、スープはかつお節と豚骨でとっただしを合わせるのが特徴で、ソーキ(豚のあばら肉)などをのせる。戦後、全国に浸透した郷土食の代表格だ。

 沖縄産品を扱う各地の「わしたショップ」では常に売り上げ上位に入る。東京、名古屋、大阪など主要5店での今年度の売り上げは、ちんすこうや紅いもタルトなどを合わせた「焼き菓子」に次いで2番目に多い。年々伸びており、今年度は2017年度の1・5倍になった。

 東京・銀座本店の後藤友興店長(48)は、およそ10年、店での売れ行きをみてきた。主に贈答用の乾麺でなく、賞味期限の短い冷蔵の麺が圧倒的によく売れている。「観光に行って沖縄そばを好きになり、自宅でつくって食べる方が増えている印象です」という。

本土では人気の沖縄そばですが、地元ではとりまく環境が激変しています。歴史的な役目を終えた、という声も聞こえます。どういうことか、記事後半で探ります。

 しかし意外にも地元では食べられなくなっている。

 沖縄県内のメーカー19社で…

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