宇都宮動物園、珍種などを展示 大量発生は環境破壊が原因と解説

中村尚徳
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 【栃木】宇都宮動物園宇都宮市)で、企画展「クラゲの世界へ」が開かれている。クラゲの展示種が世界一多い山形県鶴岡市立加茂水族館の協力を得て9種約50匹を展示。クラゲの生態から環境破壊の実態を学べる内容になっている。

 口の周りにタコのような腕状の突起が8本あるタコクラゲ、乾燥粉末を吸うとくしゃみが出るため「ハクションクラゲ」という別名を持つアカクラゲ、英語で「目玉焼きクラゲ」とも呼ばれ傘が目玉焼きに見える珍種などが、ゆったり、ふわふわと泳いでいる。

 生態に関しては、クラゲが大量発生すると原子力発電所の冷却装置を詰まらせたり、漁業に悪影響が出たりすると解説。大量発生の原因は①魚の乱獲②海水温の上昇③プラスチックごみの増加を挙げ、環境破壊に警鐘を鳴らしている。

 担当する酒井信志さん(23)は慣れないクラゲの飼育や水質管理に神経を使う。それでも魅力にはまってきたという。「この不思議な生き物を多くの人に知ってもらいたい。見ていると無の気持ちになり、嫌なことも忘れますよ」。12月26日まで。(中村尚徳)