古酒 世界の品評会で受賞 中島屋酒造場の「刻悠」

垣花昌弘
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 世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ(IWC)2021」のSAKE(日本酒)部門で、山口県周南市の中島屋酒造場の「カネナカ 生酛(きもと)純米大吟醸 古酒」が古酒の部で最高賞に次ぐ地域トロフィーを受賞した。「刻悠(こきゅう)」と名付けて12日から販売を始めた。

 IWCはロンドンで毎年開かれ、日本酒部門は純米酒など9部門がある。審査員によるブラインドテイスティングで金メダルなどが決まり、金メダル受賞酒から部門ごとに最高賞のトロフィーや次席の地域トロフィーが選ばれる。

 中島屋酒造場の受賞酒は2010年醸造で、精米歩合45%。アルコール度数は18度。琥珀(こはく)色で奥行きのある上品な甘みがあり、常温から燗(かん)がお勧めという。周南地域地場産業振興センターの協力でラベルやパッケージのデザインを考案。呼吸しながら長い時を刻む酒という意味を込め、「刻悠」と名付けた。4合瓶で1万1千円。700本限定販売。

 中島屋酒造場は純米酒の部で一昨年に金メダル、昨年に最高賞のトロフィーを受賞した。中村信博社長(32)は「古酒が海外でもきちんと評価された」と喜び、「ステーキなど味がしっかりした料理と合う。ウイスキーのような飲み方もでき、時間による変化も楽しめる」と話す。問い合わせは中島屋酒造場(0834・62・2006)へ。(垣花昌弘)