四万十出身の幸徳秋水、生誕150年 人柄や文筆活動紹介する企画展

今林弘
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 企画展「生誕150年 幸徳秋水展」が27日、高知市高知県文学館(088・822・0231)で始まった。秋水の「大逆事件」で刑死した社会思想家の面だけでなく、人柄や文筆活動も紹介している。来年1月24日まで。

 四万十市出身の幸徳秋水は、同館が常設展で紹介する、後世に伝えたい郷土ゆかりの作家約60人の1人。生誕150年を記念し、初めての企画展という。

 東京で新聞記者だった28歳の時の日記や、師と仰いだ中江兆民の日常生活を書いた「兆民先生行状記」の草稿、神童と言われた幼少期の漢詩の作品など約160点を展示。著作を翻訳した、ロシアの思想家クロポトキンに宛てた書簡(複製)も紹介している。

 津田加須子・学芸課長は「幸徳秋水が執筆活動を通じて社会に求めた自由、平等、博愛への思いを知ってもらえたら」と話す。(今林弘)