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オミクロン株拡大めぐる渡航制限 南アフリカ大統領「不当な差別」

新型コロナウイルス

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 新型コロナウイルスオミクロン株が見つかった南アフリカのラマポーザ大統領は28日、テレビなどを通じて演説し、一部の国々が南部アフリカからの渡航を制限したことについて「深く失望した」と述べ、「早急に決定を撤回し、渡航禁止措置を解除するよう求める」と訴えた。

 演説では、渡航制限を実施している欧米諸国や日本などを名指しした上で、「不当であり、我が国と南部アフリカの国を不当に差別している」と批判。「影響を受ける国の経済をさらに悪化させ、感染拡大への対応や回復の能力を損なうだけだ」「科学的ではなく、変異株の拡散防止についても効果的ではない」などとも主張した。

 一方、南アではワクチン接種を終えた人は総人口の23%超にとどまっており、接種に抵抗感を持つ人々も多い。このため、ラマポーザ氏は国民に向けて「変異株から自身や周囲の人たちの身を守るためにはワクチン接種が最も重要」だと強調し、接種を改めて強く呼びかけた。また、特定の活動や場所に対してワクチン接種を義務化するためのタスクチームを立ち上げたことも明らかにした。

 国内のロックダウンレベルは現状の1のままで据え置くことも発表。引き続き午前0~4時の外出や750人を超える屋内集会を禁止し、公共の場でのマスク着用を義務づける。

 南アでは28日、新型コロナの新規感染者数が2858人(前日比362人減)、陽性率は9・8%(同0・6ポイント増)だった。(ヨハネスブルク=遠藤雄司

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