再分配の議論の前に「指導者層の報酬低すぎ」 DMG森精機社長

有料会員記事景気アンケート2021年秋

聞き手・今泉奏
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 環境問題への政府の取り組みをどう評価するのか。岸田政権の「新しい資本主義」をどう見るのか。工作機械事業をグローバルに展開するDMG森精機の森雅彦社長は辛口だ。「まともな議論ができるようにならんとあかん」

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 環境問題について、もうちょっと技術のまともな議論ができるようにならんとあきません。再生可能エネルギーや安全な原子炉に移行するまでは、化石燃料もある程度は燃やさなあかんと思っています。

 古い火力発電所を稼働するのではなく、資金を投じて、窒素酸化物二酸化炭素の排出量を抑えた発電所にするべきです。

 原子炉も小型はかなり安全になってきている。それでも技術を確立し、稼働させるのには10年、20年とかかる。その時を見据えて、化石燃料、小型原子炉、再生可能エネルギーで、それぞれ電力の3分の1ずつをまかなえるようにしていくべきです。

 工場では燃費の悪い古い機械を更新し、車のシェアリングをもっと進めれば、エネルギーはかなりクリーンになります。首相らが自分の言葉で繰り返し伝えれば、変わっていくと思うんですけどね。

環境問題や経済政策について、どう議論を進めていくべきか。森社長は資本主義を成り立たせる「思い」の大切さを強調します。

 経済政策も論理性に欠けます…

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