しにせ日本ガイシ、第三の創業期 電線部品→車の排ガス抑制→次は?

有料会員記事景気アンケート2021年秋

聞き手・今泉奏
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 デジタル化や脱炭素社会に向けた変化の波が、製造業に押し寄せている。東海地方に根ざして100年超の日本ガイシ・小林茂社長はインタビューに「第三の創業期だ」と話す。自動車の排ガスを抑えるセラミックス製フィルターを主力商品とする老舗はどう変わっていくのか。

 1919年の創業から70年近くは電線用の部品「碍子(がいし)」の販売が主力で、ここ30年くらいで自動車関連を含めて多角化、グローバル化してきました。いま迎えている転換期は「第三の創業」だと思っています。脱炭素化やデジタル化に向けての転換です。

 車がすべて電気自動車(EV)になる時代は、そう簡単にはこないと思います。電気のエネルギー密度はガソリンよりも低く、非効率です。ガソリン車が完全になくなる世の中は想像しがたいです。

脱炭素への動きが加速するとともに、半導体不足や燃料高騰が課題となっています。小林社長は「アジアにリスクがある」と指摘します。

 それでも、転換は進めていきます。2050年に向けて次の熱源が何になるのか。社会のインフラ部分が決まらないと、自分たちの産業の熱源を何にするのかは決められません。

 そのため、2030年に向け…

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