あの一戦のリベンジは…エディ率いるイングランド代表が得たもの
ロンドン=遠田寛生
主役、エディ・ジョーンズ。
敵役、南アフリカ。
場所、イングランド。
この三つの要素がそろうと、何かが起きる。
11月20日、ロンドンにあるラグビーの聖地、トゥイッケナム。エディ・ジョーンズ監督率いるイングランドは、南アと対戦した。
顔を合わせるのは2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の決勝以来。約2年ぶりだ。あの時はイングランドが12―32で敗れている。
注目の一戦に8万1623人が駆けつけた。試合開始2時間前には、すでに最寄り駅から長蛇の列ができていた。
駅のホームに、何人ものダフ屋が並ぶ。スタジアムまでの道すがら、ソーセージのサンドイッチをほおばる人やパブでビールを流し込む人でにぎわう。
前半、下馬評で劣勢とみられ…