ハリー・ポッター読めなかった私 人付き合いと本の共通点に気づいた

有料会員記事

若松真平
[PR]

 2020年の冬、人通りの多い交差点で信号待ちをしていたときのこと。

 目の前にいた2人組の会話が、エッセー漫画家のえんどうさんの耳に入った。

 「どんだけ価値観が違ってて合わないって思っても、俺はどこか尊敬できるところを探して関わろうとするけどね」

 納得しつつも数カ月の間、この言葉が頭の片隅から離れなかった。

 確かに、表面だけで判断してまったく関わらないのはよくない。

 だが、合わない人間とそんなにも無理をして関わらなければいけないのだろうか。

 自分の考えに対する良い「言い訳」はないかと悩み、ひらめいた。

 「人付き合いを本のようにとらえたら、もっと気楽なのでは」

ハリー・ポッターが読めなかった

 小学生のころ、周りのみんなが読んでいた「ハリー・ポッター」シリーズを自分は読めなかった。

 何度か開いてみたが、数ページ読んだところで挫折。

 映画はすべて見て、内容自体はとても面白いのに、なぜか読み進めることができない。

 「自分は本が苦手なんだ」と思い込み、本を避けるようになっていた。

 数年後、転機が訪れる。

 本屋でたまたま手にとった1…

この記事は有料会員記事です。残り1518文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!