秋篠宮さま、あえて発言された「一定の基準」 皇室バッシングを憂慮

有料会員記事

杉浦達朗
【動画】56歳の誕生日を迎え、赤坂御用地を散策する秋篠宮さまと次女佳子さま、長男悠仁さま=宮内庁提供

 事実と異なる報道に反論するためには「一定の基準」作りが必要では――。これまで報道に反論しない姿勢を示してきただけに、秋篠宮さまの発言は「方針転換」ともとれる。関係者によると、バッシングとも言える報道が続くなかで、この方針は宮内庁も同調しているという。関係者は「ここ数年の報道が皇室全体にも及んだことを憂慮し、殿下はあえて発言された」とみている。

 会見は、秋篠宮さまがまず、事前に宮内記者会から提出された質問5問にこたえ、その後、記者がその場で自由に質問する流れで進められた。「基準」作りの発言は、この関連質問のなかでの質疑だ。

 秋篠宮さまは、報道に個別に対応してこなかった理由として、ある記事の記述を指摘すると、指摘しなかった「ほかのことは全て正確なのか」となりかねない点をあげた。どれが正確で、どこが違うのか。説明するのは「大変な労力を費やす」と難しさを語った。

宮内庁「どういう在り方がふさわしいか研究していく」

 皇室をめぐっては、事実誤認の内容や誹謗(ひぼう)中傷ともとれる報道やネット上の攻撃が繰り返されてきた。特に問題となったのが、1993年の皇室バッシングだ。一部の雑誌を中心に、美智子さまを批判する報道が相次ぎ、美智子さまは誕生日の文書回答で「事実でない報道には大きな悲しみと戸惑いを覚えます。批判の許されない社会であってはなりませんが、事実に基づかない批判が、繰り返し許される社会であって欲しくはありません」と指摘。その直後に倒れ、一時言葉が出なくなった。

 宮内庁はマスコミ対応を重視…

この記事は有料会員記事です。残り1104文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!