無敵の横綱照ノ富士 気持ちに火を着けた、唯一の相手とは

松本龍三郎
[PR]

 大相撲九州場所で6度目の優勝を果たした横綱照ノ富士千秋楽から一夜明けた29日、オンラインの記者会見に応じた。新横綱だった秋場所からの連覇を自身初の全勝で飾り、「ちょっとずつ『勝ち癖』がついているのかな」と話した。

 15日間で最も心に残った取組を聞かれると、優勝を決めた14日目の平幕阿炎戦を迷わず挙げた。

 「ずっと(今場所の)阿炎関の相撲を見てきて、突っ張りがどんなものなのか、やってみたかった。久しぶりに(相撲を)取りたいなっていう気持ちになった」と、その時の心境を振り返った。

 関脇で始まった今年は、大関復帰、横綱昇進と一気に頂上まで駆け上がった。「やり遂げた後の気持ち良さを味わいたくて、普段から自分に厳しくしてきたのが良かった」。以前から口にしてきた「負けない相撲」に磨きがかかり、年6場所のうち4場所を制覇。優勝回数は、6に増えた。

 白鵬が土俵を去った今、めぼしいライバルも見当たらない。

 来年の目標を問われた照ノ富士は、「2桁(10度目の)優勝を目指して頑張っていきたい」と宣言した。(松本龍三郎)