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オミクロン株、乏しい情報、見えない正体 ワクチン各社は対応急ぐ

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阿部彰芳、真海喬生=ニューヨーク
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 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の最大の特徴は、ウイルス表面から突き出たスパイクたんぱく質の変異の多さだ。たんぱく質の部品となるアミノ酸の変化した部分が30超ある。アルファ株やデルタ株など、世界保健機関(WHO)がこれまでに指定した「懸念される変異株(VOC)」ではいずれも10前後だった。

 スパイクは、新型コロナがヒトの細胞に侵入するために必須だ。今のワクチンの攻撃対象もスパイクだ。スパイクが変われば、感染力が増したり、ワクチンの効果が下がったりする恐れがある。

 ただ、オミクロン株に関する情報はまだ乏しい。WHOが28日に公表した最新の知見でも、感染力や重症化のしやすさは評価中の段階だ。南アフリカではデルタ株がまだ残っている状況で広がってはいるが、感染力の高さによるものかはまだわかっていない。

 この知見によると、予備的なデータで入院率が上がっているという。ただ、オミクロン株の特性というより、感染者が増えたこと自体による可能性も指摘する。初期の感染者は大学生の間から報告され、若い人は軽症ですみやすい。重症度を把握するには数日から数週間かかるとしている。

 日本の国立感染症研究所が2…

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