山本元地方創生相の陣営関係者、買収容疑で逮捕 運動員に報酬約束か

加治隼人、城真弓
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 10月31日に投開票された衆院選で、選挙運動の見返りに報酬を約束したとして、福岡県警は29日、警備会社代表取締役の宮川淳士郎(58)、同社取締役の今坂公侑(まさゆき)(38)の両容疑者=いずれも北九州小倉北区田町=を公職選挙法違反(買収の約束)容疑で逮捕し、発表した。捜査関係者によると、2人は自民党公認で福岡10区に立候補し落選した山本幸三氏(73)の支持者という。

 発表によると、両容疑者は10月中旬ごろ、北九州市内で、男性2人に山本氏への投票を呼びかける電話をかける業務を依頼し、時給1千円の報酬を約束した疑いがある。県警は認否は明らかにしていない。

 公選法は、選挙運動の運動員に報酬の支払いや約束をすることを原則認めていない。捜査関係者によると、大学生ら計十数人が同様に、報酬の約束のもと有権者宅に投票依頼の電話をしていたという。県警はこの十数人についても、同法違反の疑いで書類送検することを視野に捜査を進める。

 山本氏は当選8回で、地方創生相や経済産業副大臣などを歴任。今回は、自民党公認で10区に立候補したが、約3500票差で落選した。宮川容疑者は山本氏の後援会幹部、今坂容疑者は支援者だった。陣営幹部は「内容もわからずコメントできない」と話す。(加治隼人、城真弓)