合唱の灯を絶やさない 都連盟がクラファン実施中
「合唱の灯を絶やさぬために」を合言葉に、東京都合唱連盟(清水敬一理事長)が運営資金を募るクラウドファンディングを続けている。昨年、コロナ禍で主要なイベントが中止となり、財政難に陥ったためだ。最終目標とした800万円に向けて、12月1日まで支援を呼びかけている。
都連盟は子どもから大人まで約400の団体が加盟し、合唱のイベントや講習会を開いて「歌う場・聴く場」を提供してきた。しかし、2020年度はコロナ禍で都合唱コンクールなどの主要な大会が相次いで中止に。秋以降は「対策を取れば歌えることを示したい」とイベントを再開したが、参加料や入場料収入の落ち込みが響き、825万円の赤字決算となった。
これを補おうと、今年8月からクラウドファンディングを始めた。当初の目標100万円は1日目でクリア。以後、段階的に目標額を上げてきた。29日夕までに670万円以上が集まっており、最後の協力を求めている。
返礼品の目玉は、加盟団体有志124団体の演奏を集めたCD「私たちの歌のキセキ」。さまざまな合唱団の硬軟取り混ぜた演奏が楽しめる。連盟理事の音楽家による合唱レッスンなども用意されている。
寄付はA―port(https://a-port.asahi.com/)から。問い合わせは連盟(03・3544・5433)まで。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。