10月の有効求人倍率1・15倍、完全失業率は2・7%

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 厚生労働省が30日公表した10月の有効求人倍率季節調整値)は1・15倍で、前月より0・01ポイント低下した。緊急事態宣言の解除などで求人は4カ月連続で増えたが、求職者も増えたことで求人倍率は低下した。総務省が同日公表した完全失業率(季節調整値)は前月比0・1ポイント低下の2・7%で、完全失業者数は同7万人減の182万人だった。

 求人倍率は求職者1人に求人が何件あるかを示す。求人は約228万人と前月比0・5%増で、求職者は約196万人と同0・6%増だった。コロナ禍前の前々年同月と比べると、求人は約45万人減だが、求職者は約25万人増えて、6月から190万人台で推移。厚労省の担当者は、「求人も回復傾向だが、求職者はよりよい求人を待っている状況ではないか」と話す。

 業種別の新規求人(原数値)は、コロナ禍に苦しむ宿泊業・飲食サービス業が約6万2千人で、前年同月比8・2%増、製造業は同35・9%増だった。