議会の開会中も「育児時間」取れます 群馬の村議会が会議規則改正へ

前田基行
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 議会の開会中も育児の時間が取れます――。赤ちゃんを育てる議員のための会議規則の改正案が12月1日、群馬県榛東(しんとう)村の議会に提出される。村議会への取材で分かった。産休明けの議員が授乳などの時間を取りやすくするためという。

 村議会によると、改正案は議会運営委員会(6人)が全会一致で提出を決めた。議会の定数は12で、改正案は可決される見込み。

 改正案では「育児時間」を会議規則で新たに規定し、1歳未満の赤ちゃんを育児中の議員が請求できると明記する。育児時間については、労働基準法を参考に「会議中に2回、それぞれ少なくとも30分」とする方向で調整している。請求は男性議員もできる。

 会議規則で「育児時間」を具体的に定める議会は全国でも珍しく、全国町村議会議長会は「聞いたことがない」としている。

 議会運営委員長の南千晴議員(41)は自身が8月に第2子を出産したばかり。女性議員は4人おり、9月には別の議員も出産した。

 村議会では南氏が議長だった2018年6月、全国に先駆けて育児を理由に議会を欠席できるよう会議規則を改正した。今回の改正案が可決されれば、欠席せずに審議に参加できるようになる。南氏は「議会の審議に参加しながら、授乳も安心してできる環境整備をめざしたい」と話している。(前田基行)