あおり運転容疑で男を書類送検 4キロにわたって接触繰り返し逃走か

大山稜
[PR]

 東京都内の首都圏中央連絡自動車道圏央道)で車を運転中にあおり運転をしたなどとして、警視庁は30日、40代の会社員の男=神奈川県=を道路交通法違反(加重妨害運転、事故不申告)容疑で書類送検した。捜査関係者の取材で分かった。

 同庁は、年末年始の高速道路の渋滞などで、運転手同士のトラブルが増えるとみて警戒を強める一方、「穏やかな気持ちで運転してほしい」と呼びかけている。

 送検容疑は9月21日午前10時半ごろ、圏央道の外回り(あきる野市青梅市)で軽乗用車を運転中、前方の乗用車にあおり運転をして著しい危険を生じさせたなどというもの。

 約4キロにわたり、過度な接近による接触や前方への割り込みを計5回繰り返したという。乗用車の運転手にけがはなかったが、車両に複数の傷が付いた。乗用車のドライブレコーダーの記録などから裏付けたという。

 男は容疑を認め、「後ろから来た車に車線を譲って追い抜かせたが、やっぱり腹が立って追いかけた」などと供述しているという。

 あおり運転を巡っては、昨年6月施行の改正道路交通法で「妨害運転」と位置づけ、罰則を設けた。都内の摘発は、昨年は施行から約半年間に3件あり、今年は1~10月で6件あった。警視庁は「今後も厳しく取り締まる」としている。(大山稜)