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既存ワクチン効果「低下するだろう」 モデルナCEO、オミクロン株

新型コロナウイルス

ニューヨーク=真海喬生
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 南アフリカで見つかった新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、米モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)が既存のワクチンの効果が低下するとの見通しを明らかにした。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)が30日に報じた。

 報道によると、バンセル氏は、ウイルスの変異が感染にかかわる部位「スパイクたんぱく質」に多く見られることや、南アフリカで急速に広まっていることを指摘。既存のワクチンについて「(効果は)大きく低下するだろう」「デルタ株と同じレベルの効果が得られることはないと思う」と述べた。

 バンセル氏が話した科学者も懸念を示していることも根拠に挙げた。一方で、「どの程度(効果が下がる)かは分からず、データを待つ必要がある」とも話した。

 バンセル氏の発言が報じられたことを受け、上昇していた日経平均株価は急落。前日より462円16銭(1・63%)安い2万7821円76銭で取引を終えた。日経平均が2万8000円台を割り込むのは約2カ月ぶり。

 バンセル氏は報道で、ワクチンは来年には改良する必要があるかもしれないとしたうえで、オミクロン株向けの新しいワクチンを大規模に製造するには数カ月かかるとの見通しも明らかにした。

 ワクチンをつくる製薬各社は、既存ワクチンのオミクロン株に対する効果を調べている。モデルナは数週間以内に、ファイザーも2週間以内にデータが得られる見込みだ。(ニューヨーク=真海喬生)

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