ポンプ、フェンス、人力…漂流軽石の回収技術を公表 国土交通省

磯部征紀
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 小笠原諸島の海底火山の噴火で発生した軽石が各地に漂着している問題で、国土交通省は30日、船舶や重機を使うなど15パターンの軽石の回収技術について、利点や課題を取りまとめ、公表した。港湾管理者などに配布して活用してもらう。

 国交省は効果的な軽石の回収技術について、水産庁や関係団体と議論する検討会を11月に設け、各地の取り組みや効果について検証を進めてきた。

 公表された取りまとめでは、船舶などのほかポンプやオイルフェンス、人力による作業など陸上から回収する9パターンと、海上からの6パターンを紹介。周辺の地形や調達可能な資材などを考慮し、現地の状況に適した方法で対応するよう促している。

 また、回収場所にいかに多く軽石を集積させるかが効率を上げるポイントだと指摘。風向きなど自然条件を利用し、軽石がたまりやすい場所に集積させるなどの工夫も紹介している。

 詳細は国交省のホームページ(https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_tk5_000045.html別ウインドウで開きます)へ。(磯部征紀)

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