自民・石破派が「グループ」に 退会者が相次ぎ、派閥の存続困難に

自民

山下龍一
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 自民党の石破派(水月会、所属12人)顧問の石破茂元幹事長は、同派の組織のあり方をほかの派閥と掛け持ち可能な「グループ」に変更する意向を固めた。退会者が相次ぎ、派閥としての存続は事実上、困難と判断した。2日に派閥の臨時総会を開いて、石破氏が説明する。

 自民党内の派閥は七つから六つに減る。石破派は石破氏を党総裁に押し上げるために2015年9月、所属20人で発足した。石破氏はこれまで4回、総裁選に立候補しているが、今回のグループ化で今後の挑戦が難しくなる可能性がある。

 石破派は衆院選後の11月11日に開いた総会で、派閥の存廃について石破氏に対応を一任。6日召集の臨時国会までに結論を出すことになっていた。石破氏が派閥メンバーと個別に面談し意見を聞いていたが、掛け持ち不可の派閥として存続した場合、退会者が出る可能性があった。

 このため他派閥との掛け持ちを容認し、緩やかなグループとして存続させることを選んだ。グループの名称は派閥時代と同じ「水月会」とする。党内には同様のグループとして谷垣グループ(有隣会)がある。

 石破氏は昨年9月の総裁選で敗北し、派閥会長を辞任した。今年に入ってからも会長代行として石破氏を支えていた山本有二農水相伊藤達也元金融相、古川禎久法相など退会者が相次いでいた。今秋の衆院選でもメンバー2人が落選した。(山下龍一)