「スキマモリ」で、子どものホーム転落防止 鉄道会社があの手この手

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鈴木智之
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 子どもがホームと列車の隙間に落ちる事故が後を絶たない。鉄道各社はソフトやハードの両面から対策に乗り出しており、大阪では子どもに隙間の存在を伝えるキャラクター「スキマモリ」を使った啓発活動が始まった。隙間を減らすためのアイデア部材も開発され、全国に広がっている。

 紫色をした一見おどろおどろしいキャラクターが目を引くポスターが、JR天王寺駅(大阪市天王寺区)に貼り出されている。大阪市立の専修学校「デザイン教育研究所」(同市阿倍野区)の学生らがデザインした。その名も「スキマモリ」。ホームと電車の間にすみ着き、転落から客を守るという架空の生きものだ。「ホームではしるとあぶないよ!」「スキマにはきをつけよう!」と呼びかける。

 国土交通省のまとめによると、列車の乗り降りで足を踏み外し、ホームの間に挟まった件数は2019年度に全国で418件に上り、コロナ禍で利用者が減った20年度も122件あった。JR西日本では、ホーム上に「お子様と手をつないでご乗車ください」と表示するなどの対策を続けてきた。それでも大阪支社管内だけでも18~20年度の3年間で少なくとも約100件あり、33%が10歳未満の子どもだったという。

 そんな背景から「スキマモリ…

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