小川淳也氏の父「もっと地べたはって」、支援者「映画のようには…」
立憲民主党は11月30日の臨時党大会で、泉健太氏(47)を新代表に選出した。泉氏と争った小川淳也氏(50)の地元・高松市の事務所には約40人の支援者らが集まり、オンライン中継で臨時党大会を見守った。1回目の投票の結果3位となったが、支援者たちは拍手を送った。
事務所には父・雅弘さん(74)も姿を見せた。小川氏が総務官僚を辞めて政治家になると決めた時は大反対した。最後は、「少しでもずれたと感じた時は、先頭に立って引きずり下ろすから。胸にとどめて挑戦してほしい」と言って送り出した。雅弘さんはこの日、「代表選期間でもたくましくなった」と目を細めながらも、「僕に言わせたら順調に来ているのだから、もっと地べたをはって、がいに(強く)ならないといかん」とさらなる奮起を促していた。
政治活動をボランティアで支える「じゅんじゅん会」会長の多田孝三さん(77)は「映画のようにはいかなかったけれども、いい経験になったと思う。小川さんの対話する演説スタイルを全国展開して、党のイメージアップにつなげてほしい」。
小川氏をよく知る地元の小中学校の同級生らも健闘をたたえた。建設業の槙野聡さん(49)は「あいつはめげることはないので、心配はしていない」。会社員の堀上博彰さん(49)は「無理と言われていることでも、彼だったら一人ひとりと対話して、成し遂げると思う。ずっと応援し続けます」と話した。(湯川うらら)