神戸山口組の元本部、淡路市が約3千万円で購入へ 組側とも合意 

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 特定抗争指定暴力団・神戸山口組の直系組織「俠友会(きょうゆうかい)」の組事務所(兵庫県淡路市志筑)について、暴力団排除を目的に淡路市が買い取る方針を固めたことが、捜査関係者への取材でわかった。土地と建物の購入費用として約3千万円の補正予算案の追加議案を12月上旬にも定例議会に提出する。組側も応じる姿勢を示しているという。

 県警によると、実現すれば、自治体が組事務所を購入するのは県内初となる。

 この事務所は鉄骨3階建て。指定暴力団・山口組が2015年に分裂後、神戸山口組の本部として使われた。全国から直系組長が集まる月1回の「定例会」も開かれていたが、本部は18年までに、神戸市中央区へ移された。

 現在は暴力団対策法に基づく特定抗争指定の「警戒区域」に指定され、事務所への組員の立ち入りなどは禁止されて無人となっている。

 市は組側と話し合い、土地と建物を購入することで合意のめどがたったという。用途は未定だが、災害時の待機所や公民館などが検討されている。捜査関係者は「暴排運動につながる形で活用してもらえたら」と期待する。